| ハイエンド機であるPowerShotのGシリーズの中でも、黎明期を飾った この2機種は、ボッテリしながらもちょっと古いフィルムカメラのような風貌と F2.0スタートの明るいレンズによる豊かな描写、そして当時としては 最先端を詰め込んだ機能など 現在所有していてもなかなか楽しめる、趣きのあるカメラだと思っています。 |
| ところでだ。コンデジ好きな方ならご存知なこととは思われますが、 このF2.0スタートのレンズユニットですが、当時、デジタルカメラを 販売していたメーカーにOEMとして供給されていたケースが見られるのです。 特徴としては、絞り部分のこの形状、ここを覚えておいたら… |
| 後述の機種ですが、この通り。
レンズのF値から倍率、絞りユニットの見た目まで全くもってそっくりさん。 |
| さて、表題の機種ですが、今回は日本橋の「PCコンフル」で捕獲して来ました。
日本橋においても、ジャンクコンデジを置いている店は減少の一途となり 潤沢にカゴで売られているのはここPCコンフルだけでしょうか。 |
| そのカゴの中で異彩を放っていたのがこれ。 え、東芝のデジカメ!?そういえばアレグレットとかSORAとかあったよな…と 手に取ってみる。
なんだこれ、やたら明るいレンズが載ってるじゃないか。 すかさず検索。イメージセンサーも大きい。 これって結構いいんじゃね?というわけで捕獲。399円でした。 |
| F2.0スタートのレンズ。
先述の通り、キヤノンレンズのOEMです。 |
| 画素数は330万、これはG1と同等です。
当時の記事や掲示板などにも、廉価G1と位置づけられ 買い得モデルとしてそれなりに人気があった模様。 |
| それでだ、これを連れて帰る気になったのはこれ。
バッテリーはFinepixなどのNP-80が使えるのです。 要は付属品無しでも追加出費無しで遊べる!!
記録媒体は…ああ、これ、スマメじゃないか… |
| レンズやらはキヤノン、電池や記録媒体はフジ…
なんだかキメラのようなカメラですね
海外モデル(型番同じ)では、ボデー正面の「Allegretto」のロゴが「TOSHIBA」になります。 えー、そっちの方がいいなぁ…因みにebayで探してみたら結構強気な相場だったり。 |
| それでは、手持ちのNP-80にて起動を試す。
OK、電源が入りました。 |
| 日付・時刻設定を済ませて…と。
液晶の発色はあまり良くありません。 |
| メニュー。
ここらは独自のUIが実装されている様子。 |
| そういえば、この丸っこい独特のフォント、 東芝の携帯電話で見られたものですね。
背景にあの忌まわしきスマメが… |
| ジャンクなので、レンズキャップがありません。
G2のものを…微妙に合いません。 汎用品でどうにかしますか。 |
| この時代のデジカメには、まだ液晶表示が残されていましたが
この機種にも結構大きいものが奢られています。 |
| そして、これの何が変わっているかといいますと…
電源OFFで、なんと時刻を表示するのです!!
これはちょっと風変わりですね。 |
| そして更に、だ!!
クールなELバックライトまで装備されています。
バックライト点灯ボタンが無いので、作動条件は半押しのみの様子。 それにしても、デジタルカメラを東芝が気合入れて作るとこうなるのか?? こりゃおもしろそうなカメラですね。なんだかG1より所有満足度が高そうです。
次回に続く。 |