| JR埼京線。 新幹線のおまけで作ってもらった通勤新線も今や重通勤路線へと成長しました。 凶悪なまでの混雑に対応するために様々な策が練られましたが、 車内が広い新型車を直接投入することで答えを出しに来た感があります。 このE233系という車両、JR東日本における汎用型電車の決定版とされて 結構な数が投入された感があります。 |
| そして、新型車が投入されることで引退していく車両があります。 国鉄が開発し、JRに引き継がれた後も首都圏に大量投入された205系という車両。 長きに渡って山手線の顔として活躍した車系ですが、ここ埼京線でも 青緑の帯を巻いて入走り続けてきました。
E233系はあっという間に埼京線の勢力図を塗り替え、捻出された205系は その多くが東南アジアのインドネシアへと渡り、彼の地での輸送改善に 貢献しているとのことです。
で、なぜかそのうちの1本が残留し、細々と入走り続けているのです。
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| 今は便利な時代になったもので、Webサイト上に首都圏の主な路線における その日どの編成がどんな運用に入っているかを各人が入力していく、というものがありまして、 中央線201系が残り1本になったとき、それを追いかけるのに重宝したものでした。
埼京線205系は、土曜日にしか走らないような状況が続いており、 2年前の上京ではその姿を見ることが叶いませんでしたが、なんだ、近頃は 普通に走っているtようで…
というわけで、新宿で狙い撃ちに成功!!
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| いやー、205系です。 ちょっと前まで東京のどこに居てもまぁ見ることができた205系も ここまで都心に乗り入れてくるのはこの埼京線と、東京駅の京葉線ホームに乗り入れてくる 武蔵野線からの分だけとなってしまいました。
埼玉から大量のお客さんを乗せて、また慌ただしく折り返していく205系。 こちらの鉄ヲタもマークしていたようで、プチ撮影会になっていました。 |
| ハエ28編成。何故か最後まで残ってしまったこの編成ですが、 所属している川越車両センターの生え抜き…ではなく 最初は京浜東北線からのスタートだった模様。
E233系には設定されなかった6扉車を組み込んでいなかったのが 残留の決め手だったのでしょうか。 |
| 都会への人を運びきった電車は、ほぼ車内をカラにして埼玉へ戻っていきます。 天気も良く、車窓の程よく緑と建物が入り交じった景色に見とれてしまいます。 大阪じゃあまりこういう山がない景色って無いですからね~
205系は心地よい走行音(鉄ヲ的には)を響かせて快走します。 |
| 各駅には鉄ヲタがそれなりに鈴なり。逆光になるはずなのですが、 それでも収めておきたいという強い思いが鉄ヲタを奮い立たせています。
快速を待避します。緩急接続ってあんまり首都圏のJRでは見たことがないような気もしますが、 そては当方がそう思っているだけでしょうか。 |
| 関西では、というか近所の阪和線で簡単に乗ることができる205系。 こちらでは車両更新(あれはN40なのか30Nなのか、何に該当するのだろうか)で 暫くはその姿を見ることができそうですが、 JR東日本においてはこの埼京線はもちろんのこと、武蔵野線や鶴見線、 川越線などで使用されている分もそれほど先は長くないと思われます。
十分に堪能し、記録することができました。 |
| 埼京線用としての特徴は色々とある(ありました)が、 その最たるものはこの防犯カメラ。 重通勤路線であるがゆえに重痴漢路線でもあった埼京線。 この設備は新型のE233系にも引き継がれているのです… |
| あっという間に大宮に着いてしまいました。 実際、埼京線は営業距離も短いのでそんなもんといえばそんなもんなのですが…
現在、新型保安装置導入に向けての予備編成として残存している205系ですが、 次に当方が上京する頃には、もうその姿はないのかも知れません。 |